おやじタイムズ  2000/05/15

 小渕元総理死去

 実に珍しいタイプの首相だったと思う。

 以前、小渕さんが首相になった時に、このページで書いた事があった。「もともと人気も期待も無いんだから、逆になんでも出来る。玉砕覚悟でデカイ事してみればいいと思う。」ってな事を。 でも、実際の小渕さんがした事は、その全く逆だった。

 彼は自ら分析していたように「調整型」の人間であったし、性格も控えめでトップに立つタイプの人間ではなかった。首相になっても、たいした手腕が発揮できるとも思えなかった。「人柄の小渕」とは周囲が彼を称する言葉だが、これは「人柄しかない」という皮肉以外の何ものでもなく、素直にほめ言葉にはとれなかった。 ‥‥が、しかし、である。

 小渕さんは、この「人柄」を最大限に利用する作戦に出た。何かイベントがあれば呼ばれてもないのに顔を出し、やれ宇宙に行っただやれホームランたくさん打っただと話題の人が現れればやたらに電話をかけまくる。どこへ行っても笑顔で、低姿勢、どこが笑い所かわからない政治家特有のジョークを飛ばす。まさしく首相としては「人柄だけ」だったのだが、その「人柄」に全てを賭ける姿勢はある意味潔くもあった。人それぞれ色々なやり方があるという事なのだろう。

 結果的に、そんな人柄戦術が余計な気配りを生み、ストレスとなって、こういう結末になってしまった事は残念で仕方がない。
戦術自体が間違っていたとは言えない。現に支持率も上がっていた。残念なのは、小渕さんが首相になってしまった事だろう。小渕さんを首相にした今の政治にこそ問題があるんじゃないのかなぁ、と。 少なくとも、国民投票をやったら小渕さんは首相にはならなかっただろうし、派閥だなんだで決めないで適材適所でやってれば、小渕さんも無理なく活躍できる場があったはずだ。


管理人、ドラえもんで泣く!

 私の涙腺がゆるゆるなのは今に始まった話ではないが、ひさびさに号泣したので、その話。

 「大長篇ドラえもん」。毎年映画上映される約2時間版のドラえもんだ。製作期間は一年しかないし、スタッフや製作費もスタジオなんたらのラピュタやらナウシカやらに比べたら見劣りするし、第一子供向けのアニメなので、それほど壮大なスケールとか豪華な感じではない。私もいい加減大人だから、それを見て感動するワケでもないのだが、昔を懐かしむ気持ちで、ちょっとビデオを借りてみた。

 のび太がジャイアンとスネ夫にいじめられ、ドラえもんに助けを求める。口うるさいママと学校の先生。あぁ、昔のまんまだ。あのドラえもんの世界だ。えも言われぬ安心感に包まれ、力が抜け、自然体でブラウン管を眺める私。

 ラストシーン。完全に力が抜けきった私に、ふいに襲いかかる怒濤のごとき感動の嵐。号泣。鼻水。耳だれ(いや、それは出てないが)。

 スタッフロールがかすんで見えない。落とした眼鏡を探す横山やすしのように、涙をぬぐうチリ紙を探す私。 スタッフロールも終わり、真っ暗になったブラウン管に反射して映る、泣き腫らした自分の顔。 いやん。恥ずかしい。(あほか。)

 というわけで、あいかわらずドラえもんで泣く私。特に「のび太と海底鬼岩城」「のび太と鉄人兵団」の2本は感動。号泣。骨折(いや。それはしてないが。)。
お母さまも是非お子さまにすすめてあげて下さい。


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