おやじタイムズ 2000/11/12
「埋めるかー!?」それが、初めの感想だった。先日発覚した、なんとかいう考古学者による石器発掘のねつ造事件の事であるが、うーん、やってしまったかという感じである。
もうすでに日本中から非難轟々で大変な事になってるので、あえて非難する事はしないが、それにしても‥‥、これはヘタをすると自分もやってしまいそうな事件で、うすら寒いものがある。
おそ松くんのイヤミが「そこらのツボを割ってカケラを埋めて大儲けするザンス!」っていって始めたような状況なら、これは救いようもないのだが、実際はそんな単純なものではないはずだ。おそらく始めのうちは、本当にいろいろ発掘していたのだろう。次々と凄い発見をしていくと、まわりはそれが当然だととらえるようになる。期待される通り掘りだせているうちはいいけれど、そりゃ古代人だって、年がら年中石器ばかり作っている石器マニアじゃないんだから、いつまでも限り無く石器が掘り起こされるはずもない。そのうち石器が出なくなってくると、周囲の期待は次第に重荷となり‥‥。 ううっ、怖い怖い。自分がそういう状況に陥った時、同じ間違えを犯さないという保証はない。
今、当の本人は身を隠して逃亡生活を送り、家には脅迫文がどしどし送られてきているという。自業自得といえばそれまでだが、ちょっと可哀想な気もする。特に法に触れるような事例ではなかったらしく、法で罰せられる事はなかったらしいが、うーん、むしろ、法で罰してあげたほうが、周囲の非難も少しはやわらぐのではないだろうか。罰金とられようが牢屋にいれられようが、日本中を敵にまわして逃亡生活を送るよりはよっぽど楽なはずだ。それこそイヤミのような図太い精神でない限り。
ここ最近、このページの更新が遅れ気味になっているのは、私が珍しく忙しさのドツボ状態に陥ったためで、まあ私の人生において本当に忙しくなる事なんてハレ−彗星並みのレアなイベントなので、長期化する問題ではないのだが、ここでもう一つ、こちらは長期化しそうな問題が発生した。 すなわち、
「ネットゲームおもしれー」
である。 いや、本当に面白い。 まずは、このためだけにドリームキャストを買ってしまった「capcom vs snk」によるネット対戦。そして、遅ればせながら「ディアブロ」、「ウルティマオンライン」といった、ネットRPG。これが面白い。さらに悪い事に、この辺はネットゲームのこれからの課題なのだろうが、レスポンスの関係で、なんだか無闇に時間を浪費するのだ。体感1時間くらいのつもりでも、時計を見ると3時間進んでいる。しかしそれでもやってしまう魅力が、ネットゲームには、ある。
たとえばディアブロなど、ゲームとしてみれば、なんてことはない、ただ穴の中を歩き回って敵をごすごす倒して金をぺけぺけ拾って下へ降りていくだけの実に簡素なRPGだ。凄いムービーも感動のイベントも無い。ドラクエ2以下だ、と言い切ってしまってもいい(くらべられるモノでもないんだが)。 結局、ネットゲームの何が面白いかというと、ゲームではなく「人」が面白いという事が改めてわかる。やっぱり人間は面白い。他の人間と多人数プレイをしていると、全く予期しない様々な事が次々に起こる。 例えば、前を歩いていた人が突然犬に噛まれて死んだとする。それがコンピュータ制御のキャラだったら、「あ、死んだ」くらいの事でしかないが、これが自分以外の別の人間が操るキャラだった場合、犬に噛まれてびっくりして、死んじゃって困惑する「その人」の姿が思い浮かぶから、おかしくてしょうがないのだ。「死んだよー」とか「なんだこの犬ー」とかメッセージが出てきたら、それこそ大爆笑ものである。こういった絶妙の間と人間ならではのリアクションは、コンピュータでは決して再現できない。これがあるからネットゲームはやめられないのだ。 まあ、私は主に犬に噛まれるほうの人間なので、周りの人間のほうが私よりさらに楽しんでいるのだろうが。