| くすぐり漫画を3Dデジ額で読む |
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去る2009年は立体映像元年と言われ、両眼視差を利用した立体視対応の映画が数多く公開された年でありました。 そして今年2010年は3Dホームシアター元年と言われ、両眼視差による立体視対応テレビが本格的に市場投入される年であります。 しかし、いくら立体視できるテレビが普及しても、それによって立体視できるコンテンツに女の子のくすぐりシーンやオシッコ我慢シーン、おもらしシーンなどが含まれていなければ、当サイトを御覧の皆様にとっては非常に残念な話ではないかと思います。
2010年1月現在、両眼視差を利用した、そのようなシーンを含む立体映像作品の存在は、残念ながら確認できておりません。
それではこのコミックを、立体視のために作られた今時の機材で見ると、どのように見えるのか。
立体視対応デジタルフォトフレームとしては、2010年1月現在、日本では2つの機種が入手可能です。 両者の主なスペックを比較すると、以下のようになります。
このように比較すると、全体的に大きな差はないものの、漫画のような文字を含む画像の鑑賞を考えた場合に特に重要な項目である画面サイズ及び解像度においてV1の方が若干勝っている事が分かります。 気になる価格についてですが、V1は発売された2009年8月当時は4〜5万円であったものの、2010年1月現在は33,000円以下で購入できる店が存在します。対するSDP818については購入店に関して選択の余地がなく、発売当初の36,000円のままです。 V1の3D静止画フォーマットが対応ソフト等の少ない新フォーマットである事が多少気になる所ではありますが、有志の方々の努力等により、現在はさほど大きな問題ではなくなっているようです。 これらの事から、両眼視差を持つ静止画によるフルカラーコミックを立体視するための機材として見た場合、2009年1月現在の状況としては価格・性能共にFinePix Real 3D V1の方が優れていると判断できるため、購入機種としてそちらを選定しました。
なお、今回の目的には直接関係ないのですが、SDP818にあってV1にない機能の一つとして、運動視差しか持たない2D動画に両眼視差をつけて立体表示するというものがあり、それに対するネット上での評価はかなり高いようです。
さて、上記のデジコミをV1で見るためには、V1で表示できるように画像ファイルを変換し、V1に供給しなければなりません。
変換対象である上記デジコミの本編画像ファイルは、ファイル名本体末尾の文字によって、左目用・右目用・アナグリフ・フキダシ有無を区別できるようになっています。   | フキダシあり | フキダシなし | 左目用 | img001l.png | img001ld.png | 右目用 | img001r.png | img001rd.png | アナグリフ | img001a.png | img001ad.png | | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1、Cドライブの直下にworkというフォルダを作り、その下にsrc及びmpoというフォルダを作成します。
2、作品の本編画像が含まれているフォルダ(pagesという名前のフォルダ)から、img*l.png及びimg*r.pngを全てC:\work\srcフォルダへコピーします。
3、ステレオフォトメーカーを起動します(今回使用したバージョンは4.13)。
4、「ファイル」メニュー→「一括ファイル変換」をクリックします。
5、表示されるダイアログボックスの以下の項目を設定します。
ファイルの場所→c:\work\src
入力ファイル形式→左右別画像
出力ファイル形式→右側の小さいリストボックスでMPOを選択(左側は自動的に左右別画像になる)
出力先フォルダ→c:\work\mpo
6、「全画像一括変換開始」ボタンをクリックします。
7、変換の進行状況が表示されるので、全ファイルの変換が終わるまで待ちます。
左目用・右目用の変換元画像ファイルの対応付けは、ファイル名に基づいて自動的に行われ、一つのMPOファイルに二枚の画像が格納されます。
変換結果のファイルは出力先フォルダに指定したc:\work\mpoに出来上がるので、V1の取扱説明書に従ってUSB接続・転送するか、あるいはSDカードにコピーして背面のスロットに挿入します。
作業完了後、V1の電源を入れてしばらくすると、自動的にスライドショーが開始され、上記デジコミの画像がV1の画面に順番に表示されます。
工場出荷時の設定では画像の上にカレンダーが重なって表示されますが、本作の鑑賞時にはオフにしておいた方がよいでしょう。
画面を間近に見ると、絵が左右にダブったりダブらなかったり部分的に歪んでたり違和感剥き出しといった感じに見えますが、説明書どおり顔を画面から適度に離すと立体的に見えてきます。
画面に指などを近付けてみると、描かれている物体のいくつかが画面から飛び出して、あるいは画面の向こう側へ引っ込んで見えている事がはっきりと分かると思います。
残念ながらPC表示を平行法や交差法で立体視する場合に比べて体感解像度が低下してしまいますが、そのかわり訓練などしなくてもフルカラーで立体視できます。
文字が読みづらいのが難点ではありますが、判読できないほどではありません。また2D表示に切替えればはっきりと読めるので、3D表示と2D表示を必要に応じて切替えながら鑑賞するとよいかもしれません。
うまく立体視できたら、例えば体験版にも含まれている3ページ目の画像を表示させ、くすぐり拷問を受けながら画面から飛び出して見えている女スパイの脇腹あたりの空間を指や棒などでなぞってみましょう。自分がくすぐり拷問に参加しているような気分になれるかもしれません。
当サイトの主成分にこだわらなければ、すでにネット上には平行法や交差法による鑑賞を前提とした立体視画像が多数存在しており、V1はそれらを訓練なしで立体視させてくれそうです。
発売当初から大幅に値下がりしたとはいえ、まだまだ通常のデジタルフォトフレームに比べて高額なV1ではありますが、2010年1月現在デジタルフォトフレームの購入を検討されている方は、選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。