07年 6月21日

CHAKA-POCO Diary 2007

6月 *日:
●人間は、自分が受けたことのあることしか返せない。無条件で愛してくれた両親が
いるから、私は素直な考えが出来る人になれた。理解してくれる友人がいるから、自
分も人を理解しようと出来る。
 嫌なことをしてくる人は、本当は何か寂しいのだろう。誰かから受けた嫌なことを
私に転送しているのだろう。そう思うと、ただその人を責めることも、別にいいか・・
と、少し広い心になれる。
 だから、私はまず人に、理解・親切・友情・感謝などを放とう。

●私が、人前に立つ仕事を辞めたならば、何も言われることもないわけです。もし、
私がプロをやめたら、私の歌がどうの、私の顔がどうの、私の親の職業がどうの、そ
の他、私のパーソナルなことを言うと、名誉毀損になるわけです。状況が違えば、名
誉毀損に値するようなことを言っているんだね、あの人達は。ま、私の親は一般の人
間なので、名誉毀損みたいな範疇にもう入っているだろうけど。

●ステージを見に来た人が「歌、すごいですね。その年には見えませんよ」やて・・・

●私の歌を絶賛した人が、その直後に「だけど、結婚して子供を持つというお考えは
ないのですか?」と訊く人がどれほど多いと思う?その質問に私はどう答えればいい
と思う?その人の気持ちも傷つけないように答えるには。誉め倒しておいて「だけど」
というのは、どういう意味だと思う?人は結婚してないとダメ?私は結婚しない主義
だといつか言ったことがあったっけ?今の時代、こんなにたくさん離婚している人や、
非婚を通す人も多いのに、結婚が普通だとまだ言うわけ?結婚していても子供が出来
ない人もたくさんいること、大抵の人は想像ぐらいは出来るよね?子供を産まないと
女の価値がないと言った知事がいたけど、要するにそういうこと?なんで、友達でも
ないのに、そんな個人的なことを訊くの?

●人と比べられるのが嫌なくせに、世の中の平均値に当てはまらない人間に、無神経
な質問をするのは、矛盾してるよね。そんなことより、もっと作らなくてはならない
自分というものがあるんちゃいますかね。

●私のコンサートに来てくれたことなどない知人に「誰々と共演して羨ましい」「誰
々ってどんな人なの?」みたいなことばかり訊く人がいる。なんか、すごく寂しいし、
失礼。その人の価値観では、私は下の方で、誰々ってのは上の方なのだろうね。

●ある人が言う様に、私の歌は大したことないかもしれないし、私の力も知名度も大
したことないでしょう。色んなこと言われるけど、でもね、私の歌で、つらいことも
乗り越えられたと言ってくれる人がいるんです。その人が想像しているより多く、い
るんです。過去にもいたし、現在も。いるんです。だから、私は、失礼なことを言う
その人よりも、つらいことも乗り越えられると言ってくれる人のことを想って、歌う、
よ。

●私が楽しいと思うことは、刹那的な発散ではない。そこにcreation、作り上げる何
かがなかったら、楽しくない。たしかに、発散も必要だが、それだけでは、私は有意
義だとは感じない。有形・無形のなにか(自他共に楽しいもの)を作る、残す、得る、
はぐくむ、という作業をやりたいのです。
 日常に、真剣で地道、時に地味な作業があるからこそ、お祭りや、騒ぎは、楽しい
わけで。お祭りや、騒ぎしかない日常をすごしていたら、常にそれが終わる時、虚し
いのではないでしょうか?


6月*日:
●最近、色々な人が亡くなるので、寂しい。羽田健太郎さんが亡くなったことを知り
ました。音楽の世界ではかなり有名な方でハネケンさんという愛称で呼ばれてらっしゃ
いました。私も直接、二度お会いしました。一度は服部良一音楽祭の時、それからも
う一度はSpirit Of Rhythmで出演させて頂いたテレビの時。親父ギャグば〜〜〜っか
りおっしゃって、楽しい雰囲気の方でした。まだまだお若いのに、残念です。ほんの
ちょっとの接点でしたが、羽田さん、ありがとうございました。


6月5日:
●昨日の「タケの会」は、すごかった!!体調悪かったけど、楽しかった。
 来て下さった方、CDを買って下さった方、ありがとうございます。

●例えば「わがままとは思いますが」と言いながらも「それって、言わなくてもよく
ない?」と思う何かを言う人は、本当の本当の本当は、わがままと思っていないか、
わがままでも別に良いと思っているのだと私は思います。もし、本当にわがままだと
思っているか、わがままは言ってはいけないと思っているなら、言わないでしょうか
ら。人は、心に思っていることを必ず言動や行動に表します。

●私がアルバムデビューした時、結構、傷つくぐらいの数の、友人だと思っていた人
に、ちょっとそっぽ向かれたことがありました。その時、ある人が「CHAKAは嫉妬さ
れているんだよ。一生、嫉妬させ続ければ、キミはつらいかもしれないが、それはそ
れですごいことなんだよ」って言った。私は驚いた。嫉妬?そんなこと思ってもいな
かった。
 友人が、アルバムを出すなら、喜んであげたい。友人が、夢に一歩近づくなら、喜
んであげたい。でも、そうじゃない人も、私からすれば、驚くほどの数、いる、のね。
 そう言えば、私のことを親友と言っていた人も、私のCDは、一枚も買ってくれな
かった。その人が、色々大変だった時、一生懸命励ましたり、相談に乗ったり、たま
には嫌われ者になって、正直に20年ぐらいつきあったのにね。別にいいけど、でも
「心から貴方のことを思っている」という想いがあるなら、それをどうやって相手に
伝えるか?それは、行動しかないんちゃう?と、私は思う。
 誠意とは行動。誠意とはスピード。それが私の思うやり方です。

●チョコレート好きだよ。だいたい、私は食べもの、みな好きだよ。

●この間「男性の、どんな動作や癖や行動を見ると、恋心が萎えちゃう?」って話し
になった。
 友達(可愛い女の子、ミュージシャン、30歳ぐらい)は「普段、いい感じなのに、
お店とか入って従業員の人に横柄な態度だったらやだ」と言った。なるほど、それも
ポイント下がるよね。わかる。私は「ピラフ頼んだくせに、グリンピースとか、嫌い
なものを、せっせと取り除いている人」なんて言った。好き嫌いある人は、あんまり
魅力的と思わないけど、1つぐらいは嫌いなものがあっても、人間、仕方ない。だか
ら、せめて、一緒にご飯食べてる時は、嫌いなものが入ってないものを注文して欲し
い。

●先日、ダサい人を見た。(仮にF)。ダサいって言葉、あまり好きじゃないけど、
まじ、ダサかった。Fと以前会った時、ちょうど、他の人(仮にP)のことを批判中
だった。PはFの同業者で、先輩にあたる。
 私は、同業者の先輩は、直接会ったことない人でも、まずは感謝から入るべきだと
信じている。なぜなら、例えば歌手。私が生まれるもっとずっと、ものすごく前から
歌手という職業があり、その存在が世間で認められているかどうか?というのは、私
以前の大先輩の数々の功績があるからだ。しかも、私の場合は、私が普段、使用でき
るマイクやレコーディングの機材やシステムなども、会ったこともない数々の大先輩
が歌い続けてきたからこそあるわけだ。機材の開発に尽力してこられた色々な人達の
おかげである。それを想像もせず、感謝もせず、ただその先輩の、今の瞬間を見ただ
けで、例えばその先輩が、もうかなりお年を召されて、声も出なくなっていらっしゃっ
たとしても、その先輩を「ダメだ」とか「下手だ」とか「古い」とか「ダサい」など
の言葉でまとめてしまっては、絶対にいけないと信じている。しかも我々ミュージシャ
ンに大事なのは想像力ではないか?
 でもFには、そういうことは通じない。そういう風に、自分の今は全部自分で作っ
た、みたいに無意識にも思っているFの、久々に見た演奏は、私のセンスではダサかっ
た。以前、Pのことを「超、ダサい」って言い捨てたのを覚えていた私は、その記憶
があるからこそ、ますますFのことをダサいと思えてしまった。でもね、原因と結果
だよね。、別に何も悪いことをされたわけでもないPの、作品を購入した視聴者とし
ての感想でもなんでもなく、ただ先輩のことを、ダサいと言い捨てたFだから、後に
自分も別の人からダサイと思われちゃった、なんてね。

●いつ、私はイケメン好きということになったのだろう。世の中とは不思議なものだ。


6月*日:
●なんか、色々言われたりして、風邪っぴきの上に、重い荷物しょってる感じだから、
気分を変えようと思って、一年以上ぶりにレンタル屋でDVDなんぞ、借りてみた。
 むかつきながら最後まで見た「冬のソナタ」の次、韓国のドラマは二本目。なんだ
か、すごい展開の話だなぁ。こんなあざといドラマが成り立つの?
 しかし、韓国の女性は、癇が強いねぇ。ま、ドラマですけど。

●先日買ったニナ・リッチの「Love in Paris」つけてみた。すっごく話題ってわけ
でもないし、どうかな?と思いましたが、さすがニナですね。トップはちょい妖艶。
クラシックでパウダリーな感じもしつつ、ちゃんと今の時代に合うモダンさを持って
います。これは、いい!!私がつけると、甘ったるくなりがちな女っぽい香りだけど、
上手につけたら、香水つけてます!!って感じじゃなく、やわらかく印象づけられそ
う。今時のトロピカル系とか、さわやかすぎる香りじゃないものを求めている人には
すごくいいかも、です。やっぱ、伝統か・・・しかし、私は愛用香水を1本に決めら
れない。だから、私生活の恋愛事情も長年ふらふらしているのだろう。

●生マシュマロ・・・

●そこに花が飾ってあったら、誰か先に来て、飾ってくれた人がいるんですよ。それ
に、その花はどこかで買ったのか、もらったのか、わからないけど、誰か用意してく
れた人がいるんですよ。
 私が尊敬する、ある人がふとおっしゃった言葉。その通り。何かがそうであった時、
そこには必ず理由がある。いつも、そういうふうに、想像力を使える自分でいよう。

●前から思っているんだけど、中国の人の名前、日本語読みするの、やめてほしい。
周恩来、毛沢東って言ったって、しゅうおんらい、もうたくとう、って言っても、中
国の人には通じないんじゃない?きっと違う読み方でしょ?北京だって、ベイジンだ
し。
 それから韓国だって、灌相佑でグォン・サンウ、でしょ?カタカナ表記もいいけど、
出来るときは両方表記してほしい。そうすると、韓国の名前も、たとえばJongって言っ
ても、どういう字なのか、わかるから。韓さんはカンじゃなくハンさん、なんじゃな
かった?ちゃんと覚えたいよぉ。

●小池さんは本物の音楽家だ。私も、頑張る。本当にうまい!彼の演奏を聴くと、上
手いという言葉の意味を考え直させられる。本当の芸術家になりたい。小池さんは、
守らない。すごい。あんな人に、大親友とかライバルとか言ってもらえるなんて、もっ
たいない。その名に恥じないように頑張ります。


6月*日:
●ものすごく大きな、カバみたいに大きな、不気味な男の人に、ストーキングされ続
ける夢を見て、疲れた。一度、素人さんが参加するテレビで見たことがある子だった。
かなり気持ちわるかったし、すごくすごく疲れた。でも目覚めてよ〜く考えたら、そ
れほど気持ち悪い感じでもなかった。なんだ?


6月*日:
●やりきった日は、嬉しい。私の人生はこれから、どうなっていくのかはわからない。
でも、必ず、いつも、私を私のまんま、つきあってくれる人と、私が必要とする数だ
け、出逢える。それだけは、確信してる。

●あのさ、威力ないからさ。私を怒らせようと思っても、あなたにはそんな力はない
から。
 いつか、自分も同じことされるだけやから、やめた方がいいよ。あなたがもっと年
とって、今よりもっとダメージ受けやすく立ち直りにくい年齢になってから、誰かに
同じこと、されるよ。何よりも、今のあなたの心が汚いこと、自分で私に露呈して、
すでにもう他でもばれてると思うよ。きっと幸せじゃないよね。
 自分のレベルで他人を見て、人のことを判断しちゃいけないよ。その中に含まれて
ると思うけど、自分が言われたら怒るだろうと思う言葉を私に浴びせても、私にはどっ
てことないこと、かもよ。私のことを嫉んでるの?恐いの?ま、自分の想像の及ばな
い人ってのは、確かに恐いよね。私は、こわいぞ〜〜〜〜〜。だからもう近寄らんと
き。匿名で、誰が言ったかわからないような状況で言うことなら、色んなこと言える
よね。でもね、その醜さに、自分の心が食い破られるだけやから、もう言わんとき。


6月13日:
●韓国のドラマを見ていますが、実は私は韓流という言葉を使うのが、好きじゃない。
だから、使わないです。
 途中まで、すごく引き込まれて、同じ経験をしたこともあって、泣きまくってまし
た。でも、ある瞬間に、主人公の女性に対して、まさに自分の中で、糸が「プッツン!
!」という音を立てて「もう、あかん!!限界や」と、切れた音が聞こえました。腹
も立つけど、萎えたという方が、気持ちを表しています。こんなんでええんか?と思っ
た。
 途中まで見たので、最後まで見ます。でも、私、このドラマが本当に成り立つのな
ら、韓国という国をもっと勉強しないといけないと思う。これでも一応、子供の頃、
小さなコリアン・タウンがある場所で育ったし、ちょっとは本を読んだりして、勉強
しているつもりなのです。
 今見ているドラマは、ほんと、是非とも、ドラマだけの世界であって欲しい。実際
にはこのようなことは現実にあって欲しくない。そう思う悪人が出てきます。その悪
人を、見抜けない人も出てきます。
 一番、腹立つというか、萎えてしまったのは、主人公が、自分を犠牲にすることで、
他の人が幸せになると、思いこみたいんだろうけど、本当は自分が善い人になって、
気が済んでいるだけちゃう?と言いたくなる行動ばかり取るのです。その結果、誰も
幸せにはなっていないし、ますます周囲への負担を増やしている。あぁ。出てる男優
さんがきれいだから、そこは、楽しめますけど。
 韓国の人は訛でfor exampleをフォエギジャンポーと発音しちゃうって、ある友人
から聞いたけど、その英語ではないけど、登場人物が、やっぱり濁るsの発音をズで
はなく、ジュみたいに実際に発音したので、ほんとだぁ!可愛い!と思い、何回もそ
こばっかり聴いちゃったわん。

●わぁ、ドレス着ることになった。こう見えてもジャズシンガーだから、ドレスは色々
あるけど、ちょい久々ね。

●あのね、決まり文句みたいなのに、はまって行きたくないから、その概念がしっく
りこない言葉は使わないの。古いものから新しいものまで「新人類」(古ぅ)、「ス
トレス解消」、「韓流スター」「**世代」などなど、しっくり来ないものは使わな
い。


6月1*日:
●たとえ、世界で一番早く指が動くピアニストがいても、その指の早さはそのピアニ
ストの勝手である。だけど、その早く動く指で奏でられるものを、その人以外の人が
素敵だと思ったり、楽しんだりした時、その人の勝手は、素敵な技術になり、音楽に
なる。
 とするならば、その人が、どういう人であるか、というのは、みなその人の勝手だ。
だけど、その人の人間性で、その人以外の人が素敵な気持ちになったり、勇気が湧く
ならば、その人の人間性は素晴らしいことになる。
 要は、自分の中にあるものが、誰かに届いて、何らかの役に立って初めて意味のあ
るものなのだ。だから、自他共の幸せを目指そうと決めている。

●韓国のドラマ、見終えました。

●父の日に香水を送ったのに、手違いで代金引換になっていたらしく、お父さんはお
金を払ったそうです。せっかく送ったのに、父の日が台無しだわ。ごめんね、お父さ
ん。私が謝ることはないけど。お店もちゃんとしてよ!!

●ものすごく寂しいことを言う人がいるんだ。その人は、きっと色々なこと経験が私
ほどはないんだね。年も私より若いし、歌ったことも、人前で作品を発表したことも、
ほとんどないんだろうと推測する。だから、言われたらどういう気分になるかがわか
らないのでしょう。

 私がまるで、全然価値のない歌手みたいな言い方をするんだ。私は色々な人と共演
してるし、してきた。でもね、自分がどういう歌手であるか?を人様に伝えるのに
「CHAKAです」としか言いたくないのです。誰々と共演!とか、それはプロフィール
には書いても、私は自分のアイデンティティーを示す「名刺」の様なものを作るのに、
自分以外の人の名前を借りることはしたくないのです。私が共演した、すごい人達の
名前を出しても、その人はきっと知らないだろうし。
 その人は、私のこれまでの活動がどういうものか知らない。今やっている活動だっ
て一部しかご存じないわけです。だけど、その人の価値観の中では、私は大したこと
ないんだね。それは当然そういうこともあるでしょう。世界的に有名な人でも、好き
じゃない人だっているでしょう。でもね、自分が好きじゃないし、知らないからと言っ
て、私が大したことない歌手だと言うのは、早まった言動だと思う。その人の中で、
数字として売れてる人だけが価値があるとしても、それもいい。でも、価値観とは人
それぞれじゃないですか?
 私は28年前から人前で出演料を頂いて歌っているのですよ。だから、その人が知っ
てくれるずっと前(生まれる前)から、私の歌を応援してくれてる人がいるわけです。
その人達の心までも傷つけないようにお願いしたい。
 また、私が大きな声でガ〜〜〜ンと歌っている場面だけしか見たことないその人が、
私のことを、表現の繊細さに欠ける歌手だと言うのも、あまりに偏りすぎてると思う。
それは、象の鼻だけしか見たことない人が「象は細長くて、ぶらぶらしている動物だ」
と断言するのと似てる。

●こんなこと想い出した。
 以前、ライブのメニューの中の一部として、I've Got You Under My SkinとWhat a
difference a day madeという歌を歌った時に、私に講釈&説教をした、年輩の人が
いた。たまたま一回だけ見に来たらしい。「曲の意味をわかっていないアレンジだ」
とのことだった。「I've Got You Under My SkinやWhat a difference a day madeの
歌詞の意味や、それらの曲が元々どういう曲が知っていたら、あの様なアレンジはし
ないはずだ」と言われた。私は苦笑した。私は I've got youをアップテンポ。What
a differenceをちょっとだけ明るくコミカルなチャチャ風のリズムで歌っている。
 I've got youをアップテンポでやるのはダメらしい。何故ならそのおじさん
はFrank Sinatraでその曲を知ったから。でも、おじさんの好きなPeggy Leeは、アッ
プテンポでやっているのだよ。
 それに、What a differenceは、元々メキシコの曲で、若干コミカルなアレンジも
よく合う。だけど、日本では、Dinah Washingtonが歌ったストリングス入りのバラー
ドのアレンジでヒットしたことがあって、そのおじさんは、それをオリジナルと勘違
いしているのだ。おじさんは元々、と言うが、元々、メキシコの、それほどしっとり
したアレンジではない曲なのですよ。スペイン語の歌なの。
 てか、おじさん、まず、曲どうの、より先に、ジャズわかってないよね。ジャズっ
てのは自由なもの、なのよ。おじさんの好みとは違っていても、イコール私が、わかっ
てないと言うのは、変なことだよ。
 日本人には、この手の失礼な人が多く、年が自分より若いと言うだけで、自分より
知識も経験もない、と判断する人がいる。ほんまもんの、心の老人だ。私は、実年齢
で、その人より20歳ぐらい若い。でも、人生のほとんどをジャズと共に生きている。
その人の感覚として、だいたい、大学生とか高校生ぐらいの時から、ジャズなどを聴
き始める日本人が多いと思っていて、私もその一人と思っているのだろうか?
 たとえ人間としてのキャリアがその人よりも浅くても、私とてプロの歌手であり、
日々、音楽のことを研究したり、そんな大それたことはしない時でも、たくさんの情
報が入ってくる世界で長い間生きている。おじさんこそ、リスナーとして、あんまり
良くないのではないですか?と、思う。
 好き嫌いはなんぼでも言うてくれ。でも、自分の好みだけをこちらに押しつけるこ
とや、説教や、好みにはずれているから、音楽家として「悪い」「ダメ」等の判断は、
慎重にしてもらいたいと願う。
 ひいばあちゃんもおじさんもおばさんも父親も母親も音楽家、という私が、自分も
音楽家という生き方を貫いているのに、大好きな音楽を、軽く考えたり、冒涜したり
すると思いますか?もちろん、おじさんは私がどういう人か知らないわけです。では、
返って、そんな、何も知らない初対面の人間に、そういうことを決めつけて話してく
るのは、益々人として、良いですか?と思うのです。しかも、その説教内容、おかし
いしね。
 残念なことは、そのおじさんが説教をしたのはその2曲だけで、他の曲には触れな
かったこと。というか、私のジャズライブは、いわゆる「超有名なスタンダード曲」
というものばかりではなく、プロのミュージシャンや評論家も、ほとんど知らない、
みたいな曲も歌う。好きな歌は全部同じように歌うんです。好きやから。有名な曲を
もっとやらないから売れないと言う人もいるが、私は歌いたい歌を心から楽しんで歌
うことが、お客さんへの誠意だと信じているんです。
 私のそういう選曲をマニアックとか言う人がいる。(マニアックという言葉の意味
を知らずに、知っている人を傷つける言葉だ。)自分の知っている曲だけが普通で、
知らない曲だとマニアックという言葉を使う、その人のthick-skinned ぶりには笑っ
てしまうが、無知とはそういう風に、私が罪だと感じる結果をまねくことがよくある
ね。
 私の選曲は、決してマニアックなどではなく、オリジナリティーのある選曲、なだ
けだよ。
 1曲だけが飛び抜けて有名なアルバム(例えばヘレン・メリルの「You'd be so
nice」、サラ・ヴォーンの「Lullaby of birdland」など)の最後の方に入っている
曲で、人が割と忘れがちな曲だったりするだけです。
 そのおじさんは、他の曲は蘊蓄たれたくても知らなかったのではないかと思う。こ
れは推測だけど、いけてると思う。
 とにかく、人のことを年齢とか、見た目で、判断すると、良いことはない、ですね。

●E☆Eのライブは、十代〜三十代ぐらいの人が一番多いみたい。でも、私と同じ四十
代の人も結構いらっしゃるし、五十代の人も結構いる。六十代以上の方が、元気に踊っ
たりして、ライブを楽しんでいらっしゃる様子を見ると、笑顔になる。ケリーも嬉し
そうだ。

 世間で時々、年輩の独身の方が、どなたかと恋愛をしたりすると「いい年して」と
か言う人がいるが、とんでもないことだと思う。その方が、以前はご結婚されていた
のに、相手の方に先立たれたり、何らかの事情で離婚されて、寂しいと感じていらっ
しゃる人もいるのは当然のこと。なのに、そういう人に「孫もいるのに、いい年して、
みっともない」とか言う家族の人を見たことが何度かあるけど、とんでもないことだ
と思う。
 人間が恋をするのは、健康である証拠。元気で若くて、未来に希望を持てる力があ
る証拠。なのに、ある年齢以上の人にはそれが許されないなどと思っている人がいる
なら、すごく良くないことだと思う。
 確かに、自分を見失ってしまうようではいけないと思うけど、それは、若い人だっ
て同じこと。何歳になっても、恋心を持ったり、実際に独身の方同士がちゃんとおつ
きあいしたり、再婚したり、また、ミュージシャンやタレントさんを好きになったり、
コンサートを見に行ったり、お洒落したり、自分の余裕の中で、たまには新しい化粧
品やファッションアイテムを買ったりとか、って、私は当然のことだと思う。

 自分がまだ若くて、その自分からしたら、見た目が恋愛対象ではない年齢の人だと
しても、その年齢の人の心の中まで決めつけてはいけないと、思う。


6月1*日:
●私にはオフとかオンとか、ほんとはない、ね。
 全部、私生活。
 生まれてから、死ぬまで、長〜〜い1曲を歌っているの。
 だから、仕事としての歌を歌わない日は、休符。
 休符は、音を出さないという、大切な役割がある。人は割と、歌うことばかり頑張っ
ちゃう。でも、休符や、または息継ぎ上手に出来る人じゃないと、音符も、声を出す
ことも、上手には出来ない。
 素晴らしい歌手になるには、毎日の生活が大事。
 英語のレッスン通ったり、友達とご飯食べたり、本を読んだり、料理したり、映画
見て感じたり、素敵な男の人とデートしたり、難しいこと考えてみたり、色々なこと
が、全部、私の仕事なの。仕事は楽しみなの。生き様イコール歌なの。
 わかってくれ!!とは、強要しないけど。こんな人生、結構いいよ!

●レンタルDVD「河内カルメン」観ました。野川由美子さんが、ウルトラ可愛い〜〜

 いつも自分で16日と月末の日を締め切りみたいに決めて、更新しているんだけど、
今回はちょっとだけ過ぎちゃいました。
 梅雨入りだというのに、毎日、真夏日。天候もクレイジー。色んなことがクレイジー
な時代だから、もう、色んなことが大変なのは、私達に与えられた宿命という名の宿
題だと思って、腹を決めて、生きて行こうと思う。
 一喜一憂しない。人と自分を比べて焦らない。目標を持って生きる。人を羨望ばか
りしない。「自分は生きにくい、不器用だ」などと言わない。
 ね、一緒に、どう?みんな大変なのだから、讃え合って、励まし合って、行かない?
どう?

CHAKA

[Prev] [Up] [Next]