童子


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「童子」の写真

自分を変えさせてくれる何かにすがりたいという気持ちがあるのに、それをどうすれば
いいのかわからない。そこで、水も電気なく、何千年前のような貧しく苦しい生活を
しているだろうと思われる場所に滞在し、考えてみることにした。

雨、風、の入る家の土の上に寝て、水の補給が困難で泥水と粗末な食事をとり、病気に
なっても病院や薬はなし、ここに住む人達の大半はここで一生を終えるという。
この世界から外へは出る事はとても難しく、毎日が耐え難く苦しいものに思えた。

彼等と私とは何が違うのだろう? 
多くの兄弟を持っている、しかし、半分は成人しないで死んでいく。
死への恐怖はない、また、生の執着もなく、単調な生活が毎日続くだけだ。
彼等は生まれたことに後悔していないのか?
自分のカラダ以外には何もない現実、満たされることのない生活。
苦しみのない永遠の場所に行きたいと願い、ひたすら、生きている。
そんな彼等が私をどのように見ているのだろうか?
私(山中学)は何であったのか?

特に心を奪われたのは泥と垢とにまみれ、傷だらけになりながらも、たくましく生きている。
それは決して哀れでみじめな姿ではなく、恐ろしく澄んだ眼をしている子供達の姿だった。
それはまさに、善財童子の化身に思えた。


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